トラブル知らずの肌をつくるために知っておきたいのが「ホメオスタシス機能」。これは、肌が健康であるために「水分」「NMF(天然保湿因子)」「脂質」のバランスを維持しようとする肌生理のこと。つまり、肌は自らを良好な状態に保とうとする力を備えているのです。春ならではのさまざまな外的・内的要因によってホメオスタシス機能が崩れ、肌が過敏になってしまったら、まずは肌をニュートラルな状態に戻してあげましょう。それが春の満ち肌に近づく早道です。
では、ホメオスタシス機能を整えるためにはどうすればいいのでしょうか?過敏になった肌は、いつも通りのスキンケアでも刺激を感じてしまうことがあります。そんな時は、できるだけアイテムを絞ったシンプルケアに切り替えること。基本のウィラード・ウォーターとスキンジェルを使い、丁寧な保水ケアを続けることで、肌の保水・バリア機能の回復が促され、トラブルを寄せ付けないすこやかな満ち肌へと導きます。
春になって暖かくなってくると、つい乾燥対策を怠ってしまうもの。しかし、春の乾燥状態は実は冬と同レベル。この「乾燥感覚のズレ」を放っておくと、春過敏を引き起こしてしまいます。肌にたっぷりうるおいを届けたら、クリームでしっかりと密閉し、肌の砂漠化を防ぎましょう。
紫外線量が最も多いのは夏ですが、実は3月から紫外線量は一気に増えています。冬の乾燥によってダメージが蓄積した肌は、紫外線に対してとても無防備。暖かくなって外出が増えてくるこの季節は、UVケアの勝負どきなのです。メイク代わりにもなるアイテムで備えましょう。