真冬の乾燥が引き起こすかゆみや搔き壊し、ヒビ・あかぎれなど数々のトラブル…。
毎年悩ましいですよね。お子様はもちろん、年齢を重ねて乾燥を感じやすくなった方まで、
今回は幅広い年代の方々におすすめのトラブル解決ケア特集です。
ひじの内側、ひざの裏側がかゆい…。つい寝ている間などにかき壊してしまって、朝になるとジクジクしてかゆみが増している…。冬は外気の乾燥が強まるだけでなく、寒さのせいで血行が悪くなり皮脂分泌が不足します。その結果、全身の皮脂が足りずに乾燥が深刻化し、デリケートなパーツからかゆみトラブルが起こりやすいのです。対策は2つ。体を温め血行促進すること、そして、温まった体をしっかり保湿すること。まずはできるだけ、毎晩ぬるめのお湯(36度〜38度)にしっかり浸かりましょう。熱すぎるお湯は、肌の乾燥を促します。そのあと、お風呂上がりすぐに全身を保湿。特に乾燥が気になる時は、朝の着替え前にも全身を保湿し、日中の乾燥ダメージに負けない、潤った肌へ。
唇がガサガサ・皮がポロポロと剥ける乾燥ダメージと、口の端が切れる口角炎も冬トラブルの代表的なもの。痛みがひどい場合は、皮膚科を受診してください。セルフケアで様子を見たい場合は、患部を清潔に保ち、こまめに保湿することがポイントです。
蓄積する乾燥ダメージから、エイジングサインは冬に深まる、といわれています。目元、口元の乾燥小ジワやほうれい線が濃くなってきたと感じたら、お顔全体の乾燥が深刻化している合図。水分だけではなく、油分も多めに補う冬の保湿ケアで、乾燥ダメージを根元*からケアしましょう。
非常に痛い、かかとのパックリひび割れ。歩くたびに刺激を感じて辛いですよね。かかとがパックリ割れてしまうのは、乾燥と硬くなった角質が原因。硬くなった角質に水分を与えると同時に、しっかりと乾燥をケアしましょう。痛みがあまりに強い時は皮膚科の受診をおすすめします。
フケには頭皮の乾燥によるもの(乾性フケ)、脂詰まりによるもの(脂性フケ)がありますが、学生さんや社会人のスーツの肩に落ちているもののほとんどは乾性フケです。原因は、頭皮のターンオーバーが正常に行われていないこと。基本的なヘアケアの方法を見直しましょう。基本は、頭皮のうるおいを奪いすぎない、ぬるめのお湯での洗髪を。あまり臭いが気にならなければ、シャンプーを使う回数を毎日ではなく2日に1回などにするのもおすすめです。
毎年お悩みの声が多い、手指のトラブル。原因は油分と水分が両方とも不足していること。冷えが出やすい手指は皮脂分泌が起こりにくいパーツでもあります。日々酷使する手指はたっぷりの油分を与えると同時に、肌の油分と水分のバランスを理想的な状態に導くことが大切です。外側からのケアだけでなく、内側からのケアもポイント!アーモンドや落花生などを適度に食べ、ビタミンEをとることで末梢神経への血流を良くすることもおすすめです。
「子どもの顔にクリームを塗ってあげようと思っても、嫌がるんです…。」という声が寄せられます。実は子どもはクリームを塗ることではなく、ひんやりとする感触を嫌がっていることが多いのです。塗るときは、お母さんの手のひらでクリームを温めてから優しくなでるように伸ばしてあげてください。さらに、赤ちゃんから子どもに多く、大人にも起こる耳切れ。湿疹やアトピーなどの炎症で耳が切れてしまい、出血やリンパ液でグジュグジュしてしまう肌トラブルです。清潔な寝具で就寝し、シャンプー・トリートメントのすすぎ残しもないように気をつけましょう。