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食べもので、健やかになる WE ARE WHAT WE EAT

毎月、季節的に症状として出やすいお悩みをテーマに掲げ、
食事を気遣う「内側からのケア」で健やかさを育むヒントをお伝えします。

Vol.9 今月のお悩み 抜け毛

暑さがだんだんと和らいでくる秋は、体力的にはもちろん、
肌や髪にも“夏の疲れ”が影響する季節です。
「そういえば抜け毛が増えた」「髪にハリがなくなった」
そんな方もいるのではないでしょうか。
もちろん、マッサージをして血行を良くしたり、
頭皮から栄養を与えたりすることも大切ですが、
体の中からのケアを充実させることにより健やかな毛をはぐくめます。

毛髪の約90%以上はケラチンというたんぱく質でできています。
このケラチンを構成する主なアミノ酸の中には、体の中でつくられない必須アミノ酸があるため、
食事から摂取してあげないと髪の原料は不足してしまいます。

その他にも、細胞の生まれ変わりを促進するビタミンB2,B6や
髪の毛まで栄養が届くように血管を拡張するビタミンE、毛髪合成する際に必要な亜鉛など、
髪の毛をつくるためにはさまざまな栄養素が働いています。
昔からわかめやこんぶなどの海藻が髪の毛にいいといわれていたのは、
現代人に不足しがちなミネラルやビタミンを豊富に含んでいるためでしょう。

食欲がなくなりがちな季節ですが、ご飯やパンといった主食・肉や魚、
卵といった主菜・野菜や海草類、きのこ類といった副菜をバランス良くとり、
毛根に体の中から十分な栄養を与えましょう。

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