木々の色も変わり、すっかり秋らしくなってきましたね。段々、寒くなってくると体を動かすのが面倒になってきませんか?しかし、「スポーツの秋」と昔から言われているように、この時期から運動した方が体型維持には良い!ということをご存知でしょうか。
ジムに行った時のこと、トレーナーさんが「毎年、夏になるとジムの予約が混むんです。でも本当は、寒い時期からトレーニングすると良いのですけどね」と教えてくれました。薄着の季節になると体のラインを気にして、集中的にトレーニングをしたくなりがちですが、なぜ“寒い時期”からトレーニングをするといいのでしょう。
太る=脂肪がつく…という状態は、『飲食をすることで取り入れた栄養が多すぎて、体に蓄えてしまうこと』です。子どもや若い人は、栄養を【成長するためのエネルギー】に使うため食べても太りづらいのですが、大人は成長に使う栄養はほとんど必要がなくなるため、消費できず脂肪となって体に溜まってしまいます。
では、私たちは使うエネルギーを増やせなのでしょうか?…いいえ、いつでも増やすことができます!体の中で一番、消費されるエネルギーが多い部分は筋肉です。私たち大人も運動をすることによって、脂肪を燃やしてくれる(エネルギーを沢山使う)筋肉を増やせば、太りにくい体にする(基礎代謝をあげる)ことができるのです。
暑い季節は食欲が落ちたり、飲み物ばかり口にしているのにそれほど体重は減らないのですが、寒い季節はお腹がすくことが多く、食べる量が増えるのにそれほど太らないことがあります。それは、気温が低い季節は、体温を維持しようとして消費するエネルギーの量が増え、基礎代謝が暑い季節より上がるためなのだそうです。
成果が出やすい寒い時期に、筋肉量を増やすためにトレーニングを開始し、習慣にしておけば、春からのトレーニングは、好みの体型にスムーズになりやすい!ということなのです。
来年の夏に向けて、ヨガ・ウォーキング・筋トレ・ストレッチなど、ご自分で楽しく無理なくできる運動をこの季節から始められてはいかがでしょう。