敏感肌ならではのご相談に対し、医学的に正しいデイリーケアの観点からお答えします。
季節や環境の影響を受けやすい敏感肌に寄り添い、健やかな状態を保つための知恵が満載です。
Index
かかとのひび割れ対策相談
寒くなってくると毎年、かかとがひび割れてしまいます。
一度ひび割れてしまうと歩くときに痛くて・・・。
毎年早めのケアを心がけているのに、気がつくと割れています・・・。
ひび割れてしまってから痛む時にどうケアすればよいのか、教えてください。
かかとのひび割れ対策
空気が乾燥し、顔だけでなく全身のお肌も乾燥によるダメージが蓄積しやすい時期ですね。今月はかかとのひび割れについてお答えします。
かかとは一度ひび割れが悪化してしまうと歩くだけでも痛くて辛いですよね。
痛みが出てしまった場合は市販の傷口用布製のテープで亀裂面を引き寄せるように固定します。
こうすることで、力が加わった時に傷口が開くのを防ぐとともに、亀裂の癒合を早めます。
テープは入浴前に剥がし、患部を泡で優しく洗って清潔に保つことも大切です。
新陳代謝を高めダメージ回復
お湯に浸かって皮膚を温めふやかしてから、たっぷり保湿し、綿の靴下で保護しましょう。そうすることで皮膚の新陳代謝が高まり、ダメージの回復を促進します。
かかとは体重を支える部位ですので刺激をなくすことは難しいのですが、自分に合った靴を履くなど、極力摩擦を減らすことも有効です。
それでも長く続く場合は?
長引く場合は水虫が原因のこともありますので、皮膚科を受診してください。
教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
次回は 石けんでも落とせるメイクの最適な落とし方について伺います。お楽しみに。