敏感肌ならではのご相談に対し、医学的に正しいデイリーケアの観点からお答えします。
季節や環境の影響を受けやすい敏感肌に寄り添い、健やかな状態を保つための知恵が満載です。
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洗剤・柔軟剤選び方のご相談
3歳の子どもを持つ母親です。
うちの子は食べこぼしや泥遊びで洋服をとても汚すので、つい洗浄力の強い洗剤を選んでしまいます。
しかし、首の周りやズボンが擦れる膝の裏などをいるも掻いていて・・・。
服はキレイに洗いたいけれど、子どもの肌ケアも気になる時に毎日使う洗剤をどう選べばいいか教えてください。
洗濯用洗剤の選び方
日々の洗濯習慣は人それぞれだと思いますが、様々な種類の洗剤が出回っていて、何を選んでいいのか悩んでしまいますよね。
最も刺激が少ない洗剤は、洗濯石鹸です。成分が石鹸なのでアレルギーや炎症などを起こしづらく、新生児・乳児や敏感肌のお子様におすすめしたいタイプです。
しかし一方で、洗濯槽に石鹸カスが溜まりやすく掃除が大変、洗浄力があまり強くない、などのデメリットがあります。
洗浄力が強い合成洗剤でも
食べこぼしや泥がついた衣類を洗う際は、高い洗浄力も欲しいですよね。
洗浄力の強い合成洗剤の中でも、漂白剤や蛍光剤、着色料が無添加なものを選ぶことで、お肌への負担を減らす事ができます。
すすぎの設定を変更する。
すすぎを2回に設定したり、注水すすぎを選択し、しっかりと洗剤成分を洗い流す事もポイントです。
教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
次回はデリケートゾーンのケアについて伺います。お楽しみに。