敏感肌ならではのご相談に対し、医学的に正しいデイリーケアの観点からお答えします。
季節や環境の影響を受けやすい敏感肌に寄り添い、健やかな状態を保つための知恵が満載です。
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ファンデーション選び とメイクのポイントのご相談
私は、肌が荒れてしまっている時でも仕事上、メイクをしなければなりません。
乾燥や吹き出物で肌が赤らむほど荒れてしまっている状態でメイクをしなければならない場合、どういったことに気をつけるといいか、アイテムを選ぶときのポイントなどもあればおしえてください。
荒れたお肌のメイクするポイント!
今回はお肌が荒れてしまっている時のメイクのポイントについてお話しします。
まず、メイクの前にしっかりと保湿をしてください。
次に、UVカット効果のある下地でお肌を整えましょう。
この時SPF、PA値が高すぎるとお肌に負担がかかるので、SPF20〜30、PA++〜PA+++程度が適切です。
ファンデーションは保湿効果の高いリキッドファンデーション*、もしくはクリームファンデーションがおすすめです。
メイクオフからのお手入れ方法!
メイク用品は石鹸オフ可能なものの方が、お肌への刺激をより軽減できます。
また、日中は紫外線や乾燥、ホコリなどの外的刺激を受けていますので、帰宅後は速やかにクレンジングや洗顔をし、皮膚を清潔に保ってくださいね。
その後はまず化粧水をたっぷり付けてから、油分の多い乳液やクリームで蓋をしてあげてください。
教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
次回は加湿器について伺います。お楽しみに。