敏感肌ならではのご相談に対し、医学的に正しいデイリーケアの観点からお答えします。
季節や環境の影響を受けやすい敏感肌に寄り添い、健やかな状態を保つための知恵が満載です。
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肌荒れ時のベースメイクについてのご相談
毎年2月〜4月ごろは乾燥やストレス、花粉やPM2.5などでとにかく肌荒れが気になります。
そんな中、ベースメイクについて質問ですが、「最後にお粉をはたくと化粧もちしやすい」という情報を目にします。
しかし、乾燥肌荒れがひどい時は、お粉をつけることで肌荒れが悪目立ちしている気もします。
肌荒れがひどい人は、どんなポイントでベースメイクを行えばよいか教えてください。
お化粧前にたっぷりと保湿を
乾燥や花粉など外的刺激の多いシーズンは肌荒れしやすくメイクも苦戦しがちです。この時期にオススメのベースメイクについてお話しします。
まず、乾燥からお肌を守るために化粧前の保湿は欠かせません。
たっぷりと化粧水をお肌に馴染ませた後、美容液やクリームでお肌全体に蓋をしてあげましょう。
その後、化粧下地やファンデーションを塗ります。
仕上げのパウダーは必要?
仕上げのパウダーについてですが、花粉の時期は、お肌の表面にベタつきがあると花粉が吸着しやすいため、パウダーを最後に叩くことで花粉の吸着を予防できます。
肌荒れがある時は、ブラシで塗ると刺激を与えてしまう可能性もあるので、パフで優しく塗ることをおすすめします。
またパウダータイプに比べプレストタイプは、粒子が細かく肌への吸着率が高いので、肌荒れが気になる時はより高いカバー力でお肌を綺麗にみせることが出来、おすすめです。
教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
次回は「季節の変わり目のストレスケア」について伺います。お楽しみに。