敏感肌コンシェルジュ

敏感肌に最適なファンデーションの選び方|塗り方のコツも♪


敏感肌さんにとって、ファンデーションによる肌への刺激は深刻なもの。とはいえ、紫外線や花粉、PM2.5といった外的要因も肌にダメージを与えてしまうため、一日中すっぴんで過ごすのはおすすめしません。そこでおすすめなのが、肌に合ったファンデーションで肌を上手にガードすること。

今回は、敏感肌にできるだけダメージを与えないファンデーションの選び方から、ファンデーションの塗り方までご紹介します。

敏感肌に塗るファンデーションの選び方

「美肌に見せたい」とカバー力重視でファンデーションを選ぶ人も多いと思いますが、それがかえって肌にダメージを与えている場合も……。肌にできるだけ刺激を与えず、外的要因からも肌を守るためには、次の4つのポイントをもとにファンデーションを選んでみましょう。

① 肌に刺激を与える成分が入っていない

肌に刺激を与える成分が入っているか否かは、最初にチェックしておきたいポイント。外的刺激をシャットアウトするつもりでファンデーションを使っていても、ファンデーションそのものが刺激になってしまっては意味がありません。

おすすめなのが、防腐剤や保存料を使用していないファンデーション。さらに紫外線吸収剤不使用であれば、刺激はかなり少ないと言えるので、そういったものを積極的に活用してみましょう。

「安全性が高い」と言われる成分でも、やはり肌との相性があるのは事実。実際に肌で試すのが一番ですが、最初から成分で選んでいる人も多いようです。

② UVケア成分&スキンケア成分が入っている

肌が乾燥したり、紫外線を浴びたりしてしまうと、それがそのまま敏感肌へのダメージに繋がります。そのため、スキンケア成分とUVケア成分とが入っているファンデーションをチョイスしましょう。

特にUVケア成分は要チェック。光老化の原因になるUV-A波と炎症の原因になるUV-B波の両方をシャットアウトしてくれるファンデーションがおすすめです。

③ クレンジングで落ちやすい

ファンデーションではなく、クレンジングの誤った使い方が敏感肌へのダメージに繋がることも。クレンジング剤そのものは肌に優しくても、手やコットンで肌を擦ったり、引っ張ったりしては、肌を傷めてしまいます。

それを防いでくれるのが、“落ちやすさ”を売りにしているファンデーション。最近では、石けんでオフできるものも増えてきていますよね。クレンジングがいらない下地やパウダーもあるので、そういうアイテムを組み合わせて使ってみるのも◎!

④ 擦らずに塗れる

ファンデーションの伸びが悪いと、キレイに塗ろうとして肌を引っ張ったり、擦ったりしてしまいがち。肌の負担を少しでも減らすために、擦らずに塗れるタイプのファンデーションをチョイスしましょう。

パウダリーファンデーションでもメイクツールを選べばOKですが、意識しないとどうしでもスポンジなどで摩擦を起こしてしまいがち。どちらかというとクリームタイプやリキッドタイプのファンデーションのほうが、摩擦レスで塗りやすいでしょう。

→<【敏感肌研究室】ファンデーション選び とメイクのポイント>

ファンデーションの塗り方も要注意!

せっかく肌に優しいファンデーションを選んでも、雑に塗ってしまっては意味がありません。むしろ塗るときに肌を傷めている場合も!? ファンデーションを使うときは、塗り方にも気を配りましょう。

① 肌を摩擦しないメイクツールを使う

「固めのパフでパウダーファンデーションを押し付けるように塗る……」なんて絶対にNG! 肌への摩擦は、敏感肌でなくとも深刻なダメージになる大きな刺激です。

パウダーファンデーションであれば、ふんわり質感の柔らかいパフやブラシを使うのがおすすめ。肌に押し付けず、ふんわりと撫でるようなイメージで塗れば、肌へのダメージは最小限に抑えられます。

ファンデーションブラシが苦手な場合は、柔らかめのパフで肌を撫でるように塗ってみましょう。

② メイクツールを清潔に保つ

肌を摩擦しないメイクツールを使っていたとしても、汚れていては意味がありません。見た目はキレイでも、目には見えない雑菌が繁殖しているので、お手入れしていないメイクツールでファンデーションを塗れば、敏感肌へのダメージは倍増することに。

メイクツールは毎日使うものですから毎日洗浄することは難しいかも知れませんが、少なくとも一週間に一度の洗浄は行いましょう。洗浄が面倒な場合、使い捨てのファンデーションパフを利用すると手間が省けます。最近ではプチプラでもブラシやスポンジが手に入るので、こまめに買い換えるのもいいですね!

③ 三角ゾーン+Tゾーンにだけ塗る

色むらをなくして肌色を均一にするため、ファンデーションを顔の隅から隅までしっかり塗り込む人も少なくないと思いますが、実はそこまで塗らない方がベター。仕上がりがのっぺりとした印象になってしまいますし、クレンジングの際に端の部分が残りやすくなり、肌荒れの原因になりかねません。

全顔に塗るのは下地だけにしておいて、ファンデーションそのものは目の下の三角ゾーンとTゾーン、目の周りにのみにしておきましょう。これだけで充分美肌に見えますし、より自然に仕上がります。

④ クレンジングは優しくていねいに

ファンデーションの選び方でもお話しましたが、しっかりクレンジングで落とそうとすると肌を傷めてしまう可能性があります。

皮脂を落としすぎないミルクタイプやクリームタイプ、ジェルタイプ、ウォータータイプのクレンジング剤を多めにとって、優しく肌を撫でるようにクレンジング。洗い流すときは、ぬるま湯でしっかりとすすぎ、洗い残しのないように顔の隅々までチェックしましょう。

→<【敏感肌研究室】肌荒れ時のベースメイク>

ファンデーションで美肌を育てよう

毎日直接肌に塗るファンデーションは、肌に優しくしっかり保護するタイプを選びたいですよね。

できるだけ成分にこだわっているものや、スキンケア成分が配合されているものを使って、メイクツールやクレンジングなどにも気を配り、さらに塗り方を意識すれば、ファンデーションは敏感肌を守る“ガードマン”の役割を果たしてくれます

「敏感肌だから何も塗りたくない」「化粧品の刺激が怖い」と怖がらず、上手にファンデーションと付き合うことで、美肌を育てていきましょう。

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