敏感肌コンシェルジュ

美肌の基準は「うなはだけつ」?理想的な肌を手に入れる秘訣


「美肌」と聞いて、どのような肌を思い浮かべますか? 透明感のある肌、毛穴のない肌、色ムラのない肌……理想とする肌はさまざまですが、女性にとって「美肌」を手に入れることは永遠のテーマです。そこで今回は、美しい肌の基準や美しい肌になるために気をつけたいことを解説します。

「美肌」に欠かせない「うなはだけつ」

美容誌などでもよく見かける「美肌」というワード。美容業界では、「うなはだけつ」が「美肌」に欠かせない要素であると言われています。「うなはだけつ」とは何か、ひとつずつ見ていきましょう。

  • 「う」うるおい…適度な水分を保っている(肌表面の角質層が約2030%の水分をキープしている)。

 

  • 「な」なめらか…すべすべした、いわゆる“陶器肌”。肌にざらつきや凸凹がない状態。

 

  • 「は」ハリ…引き締まった肌。みずみずしく、乾燥していない。

 

  • 「だ」弾力…頬を指で押したとき、弾むように押し戻される。

 

  • 「け」血色…顔の色艶が良く、透明感がある。くすみや青白い肌は真逆の状態。

 

  • 「つ」ツヤ…若々しく、美しい肌。顔全体が明るい印象を与える。

 

「うるおい」「みずみずしい」などのキーワードが登場しましたが、大切なのは「肌の水分と油分のバランスが整っている」こと。乾燥肌は洗顔後に肌が引きつる感覚があったり、粉を吹いたりするのでわかりやすいのですが、皮脂が過剰に分泌している=脂性肌だと判断してしまうのは危険。なぜなら水分不足が原因で、皮脂が増えている場合もあるからです。もしくは乾燥と脂性が部位によって異なる混合肌かも知れません。水分と油分のバランスが整っていれば、ニキビなどの肌トラブルを起こしにくくなります。また、乾燥による小ジワなども目立たなくなるため、実年齢以上に若々しく見えるのも、バランスの良い肌の特徴です。

 肌の透明感やなめらかさも、肌色の問題ではなく、「ターンオーバーが正常に行われている」「古い角質が残っていない」「毛穴の汚れが落ちている」などの条件を満たしていることが重要。すぐにすべてをクリアするのは難しいですが、毎日のスキンケアを正しく丁寧に行えば、少しずつ変化を感じられるはずです。

→<肌の水分量が多いとなぜ美肌?その理由と水分量を上げる方法>を読む

「美肌」になる5つの秘訣

ではどのようなことに気を配れば、「美肌」を手に入れられるのでしょうか?

① 紫外線対策をしっかり行う

紫外線は目に見えないダメージを肌に与えてしまうので、夏だけではなく、一年中、対策をすべき。
最近はおうちで過ごす時間が増えていますが、窓越しに入ってくる紫外線や、PC、スマートフォンのブルーライトもあなどれません。寝るとき以外は完全なすっぴんではなく、SPFが弱めのアイテムでも良いので肌をガードしておきましょう。

② バランス良くビタミンと栄養素をとる

肌の細胞も、当然、体に取り入れるものによって影響を受けています。中でもビタミンは、ターンオーバーを助けたり、皮膚炎を予防したり、コラーゲンを生成したりと、健康な肌細胞づくりに必要なもの。バランス良く摂取することで、体の内側から肌質を改善することが期待できます。

●積極的にとりたいビタミン・栄養素:ビタミンC・ビタミンB2B6B1・ビタミンA・ビタミンE・鉄分・タンパク質

③ 質の良い睡眠をとる

睡眠中は、肌のターンオーバーが活性化。正常なターンオーバーの周期は約4週間と言われていますが、寝不足が続くとそのサイクルが遅くなり、古い角質が肌表面に残ってしまうことがあります。また、脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」もターンオーバーに影響。成長ホルモン分泌のピークは睡眠に入ってから約3時間後、かつターンオーバーが活発に行われるのは深夜2時頃までと言われているので、できれば22時頃に就寝しましょう。肌に直接触れる枕カバーなどを清潔に保つのもお忘れなく!

→<早くても遅くてもダメ!肌のターンオーバーを正常化する方法>を読む

④ ストレス発散の方法を見つける

ストレスを受けると、体内に活性酸素が発生。活性酸素は免疫力を低下させるだけでなく、コラーゲンなどの美肌成分も攻撃します。体は一生懸命抵抗しますが、あまりに活性酸素が多いと、肌の炎症を鎮めたり、肌の再生を促したりする機能がしっかり働かなくなることも。そのためにはストレスを軽減することが大切ですが、現代社会ではなかなか難しいので、ストレスを上手に発散する方法を見つけることが重要です。好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に浸かったり、好きな本を読んだり……自分なりのストレスとの付き合い方を見つけておきましょう。

⑤ 毎日のスキンケアを欠かさない

巷にあふれるコスメ情報ですが、「アイテムを使えば使うほどいい」「高級なものであればあるほど効く」という考えは間違い。自分の肌に合っているか、きちんとうるおいを与えてくれるか、赤みが出たり刺激を与えたりというマイナス面はないかなどを見極めて、コスメを選びましょう。お気に入りのものを見つけたら、優しく肌をいたわりながらスキンケアを続けてみて。肌を大切に扱ってあげれば、理想の肌に近づいていってくれるはずですよ!

美肌の道も一歩から!目指すは「うなはだけつ」肌

美肌の人を見て、「生まれつきキレイな人と比べても……」と諦めるのはまだ早い! もちろん肌質はそれぞれですが、誰もが美肌に近づくことができます。「千里の道も一歩から」ならぬ「美肌の道も一歩から」という気持ちで、気長に自分の肌と向き合い、できることからトライしてみてくださいね。

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