日々変わるお肌のコンディション。 「こんな時どうしたらいいの？」に 皮膚科専門医が答えます！
青空が眩しい夏の到来！
暑い季節は、日中のベタつきやメイク崩れが気になりますよね。スキンケアは軽めにしている方も多いのではないでしょうか。
夏こそ、汗や紫外線などのトラブルから肌を守るために、メイクの前には丁寧なスキンケアが大切です。
今回は、夏の保湿ケアの重要性について、皮膚科の専門医 藤原沙和子先生が答えてくれました。
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Q.今月のお悩み
〈ベタつきや化粧くずれが気になるのですが、夏でもクリームは必要ですか？〉
A.専門医の回答
〈夏特有の肌トラブルから守るため、化粧水の後、クリーム等で保湿効果を保つ必要があります。〉
夏は、一年の中で最も皮脂の分泌が多くなる季節です。
それに伴い、皮脂が酸化することによる肌荒れや、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなります。
一方で、汗の分泌量も増加します。
そして、汗が蒸発する際には、肌の内部の水分が一緒に奪われるため、肌は乾燥してしまいます。そのため、外的刺激に反応しやすくなり、敏感肌を引き起こします。
さらに、敏感肌はバリア機能が低下しているため、紫外線の影響も受けやすくなり、赤みや湿疹が生じることもあります。
このように、夏は皮脂により起こる肌トラブル、汗により起こる肌トラブル、さらには紫外線による肌トラブルと、様々なダメージを受けやすいため、日々の保湿により肌の水分量とバリア機能を高めておくよう心がけましょう。
夏でも、朝晩の洗顔後には、まず化粧水で水分をたっぷりと与え、続けて油分を含むアイテムで蓋をして、保湿効果を保つことが重要です。
特に敏感肌や乾燥肌の方は、夏でもクリームを重ねることでバリア機能を高めましょう。ニキビや皮脂が気になる方は、ジェルタイプの保湿剤もお勧めです。
〈夏特有の肌ダメージを予防するPOINTは？〉
✓ 紫外線と同じように、ブルーライト自体をカットする工夫をする
✓ 抗酸化作用の高いビタミンA、C、Eを多く含む食品を摂取する
✓ 毎日のスキンケアに有効成分の含まれた美白美容液を取り入れる
教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)
敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。
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