敏感肌コンシェルジュ

【皮膚科専門医が教える】トラブル肌のケアノート~気になる首のシワのケアについて~


日々変わるお肌のコンディション。

「こんな時どうしたらいいの?」に 皮膚科専門医が答えます!

秋も深まり、木々が色づく美しい季節となりましたね。

秋から冬へと向かう季節は次第に気温・湿度も低くなり、肌の乾燥にお悩みの方も多いのではないかと思います。

今回は、気になる首元のスキンケアについて、皮膚科の専門医 藤原沙和子先生が答えてくれました。

Q.今月のお悩み

〈最近、首のシワが気になっています。どのようなケアをしたらいいでしょうか?〉

Q.専門医の回答

〈乾燥・紫外線・猫背に注意して、顔と同じようにケアしましょう〉

今回は首のシワについてです。
首にシワができる原因の一つ目は、乾燥です。

みなさん、毎日首のスキンケアはされていますか。
首の皮膚は皮脂腺がとても少なく、角質も薄いため、実は顔の皮膚以上に乾燥に弱い部位です。乾燥した状態が続くと、皮膚の水分量が低下し、キメが乱れることでシワができやすくなります。そのため、毎日のスキンケアがとても大切です。
入浴の際は、やさしく泡で洗い、ぬるま湯で流しましょう。入浴後は、顔のスキンケアに重点を置きがちですが、首も含めて保湿をしましょう。顔と同じアイテムを使用するか、もしくは保湿力の高いボディクリームを使用し、しっかりと保湿してください。

また、紫外線もデリケートな首の皮膚の天敵です。一年を通して紫外線は降り注いでいるため、日焼け止めは毎日首まで忘れずに塗ってください。

首にシワができる原因のニつ目は、姿勢です。
特にスマートフォンやパソコンを長時間使用する方は、猫背になりやすいため、注意が必要です。猫背は腹部がたるみやすくなるだけでなく、首のたるみやシワも引き起こします。肩甲骨を寄せて、首・背中を伸ばすようなストレッチを取り入れ、正しい姿勢を保つよう心がけることも、首のシワ予防に効果的です。


〈気になる首のシワのケアPOINTは?〉

✓フェイスクリームや保湿力の高いボディクリームで保湿する
✓日焼け止めは毎日首まで忘れずに塗る
✓首や背中を伸ばすようなストレッチを取り入れる

 

教えてくれたのは 藤原 沙和子 先生
(日本皮膚科学会会員/日本医師会認定産業医/日本乳癌検診学会会員)

敏感肌に詳しい皮膚科医。3人の子供たちの子育てに奮闘するお母さんでもあり、家族の肌ケアについても適切なアドバイスを下さいます。

 

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